英語「どういたしまして」自然な表現は?国別含むフレーズ15選

この記事を書いた人:マミ
映画で英語を学ぶのが趣味。誰もが英語好きになれるよう、文法や英語の表現方法を解説していきます!

“Thank you!”と言われて「どういたしまして!」と返す時、何と言いますか?

多くの方が最初に思い浮かべるのが、”You are welcome.”ではないでしょうか?もちろん、”You are welcome.”も間違えではないですし、便利な表現です。

しかし、シチュエーションによってはもっと自然な表現もありますし、もっとボキャブラリーを増やしたい、という思いの方も多いと思います。

今回は、そんな方に向けて、状況に応じて、使い分けられる15のフレーズを用意してみました!

短いので、今日からすぐに使えますよ!ぜひ、活用してください!

そもそも「どういたしまして」の意味って何?

「どういたしまして」という言葉は、シチュエーションとしては、”Thank you!”等、お礼の言葉を言われた際に使う言葉ですね。

その際に「どういたしまして」と伝える意味合いとしては、以下のようなニュアンスを伝えたいシーンだと思います。

・大したことないですよ
・気にしないでね
・こちらこそ手伝わせてくれてありがとう
・いつでも請け合いますよ

これを踏まえて、フレーズ解説に移っていきましょう。

シンプルで使いやすいカジュアルな一言6選

まずは、日常会話で使える簡単な一言を学んでいきましょう。

Sure.

「もちろん」「当然のことをしたまでだよ」という意味が含まれています。

”No problem”と組み合わせて用いられることも多いです。

【例文】
Sure! No problem.(どういたしまして!大したことないよ。)

相手と親しい場合には、この一言を簡単に返すだけで気持ちが伝わります。アメリカを旅行するときにも、よく聞かれる単語です。

なお、”Sure thing.” という表現も”Sure.”と同じ意味で使うことができます。

That’s OK.

こちらもカジュアルに使える一言です。「いいよー、気にしないで」くらいの軽い感覚で、気軽に使ってみてください。

ちなみに、OKという言葉の肯定度は「許容範囲内」くらいです。積極的な表現ではないことを覚えておきましょう。

Anytime!

“Anytime”は「いつでも、どんな時でも、常に」との意味があります。

何かを頼まれた時などに、「いつでも助けるよ」と伝えたいなら”Anytime!”を使ってみましょう。

ただし、この言葉が表すように、常日頃から交流のある相手との間で用いられます。初対面の人などに向けて使ってしまうと不自然になるので、気を付けてくださいね。

Don’t worry about it.

「別にかまわないよ」「気にしないでよ」が日本語の感覚になると思います。

大したことはないけど、ちょっと手間程度の軽い依頼お詫びを受けた場合の返答の言葉として言うことも多いですね。

No problem.

ノープロブレム、日本語で言っても通じる表現ですよね。文字通り「問題ないよ」という意味で、頻繁に使われる表現です。

ややカジュアルですが、上司など立場が上の人に対しても使えます。

また、さほど親しくない人に対してもう少し畏まった言い方をしたい場合、”no problem.”を使って下記のように表現することもできますよ。

【例文】
It’s no problem at all.(全く問題ありませんよ。)
It’s absolutely no problem.(全く問題ありませんよ。)

また、「問題ありません、むしろ光栄ですよ」という感じで、“It’s my pleasure.”と組み合わせて使われることもあります。

【例文】
No problem.It’s my pleasure.(問題ありません、むしろ光栄ですよ。)

it was nothing.

直訳は「何でもありません」となり、「大したことではないから、お礼を言う必要はないよ」と表現する言葉です。

ですので、謙遜の意味合いが含まれる言葉になります。

どういたしましての訳語として紹介されますが、言葉自体に温かいニュアンスが含まれないので、明るい声でにこやかに答えるとベターですよ!

フォーマルにもつかえる「どういたしまして」5選

上の章でご紹介したフレーズは、砕けたフレーズなので場合によっては使いにくいことがあります。

この章では、あらたまったシーンでも使える言い回しを勉強していきましょう!

ここでご紹介する言葉は、「手伝わせてくれて光栄です」というようなポジティブな言い回しが多いです。

素敵な言葉は言われたほうも嬉しくなりますので、さっと言えるようしっかりと覚えておきしょう!

Don’t mention it

“Mention”は「述べる」という意味の動詞です。

ですので、全く気にしていないことに対し,「お礼を言うには及びません」という意味で、謙遜の気持ちを表すことができる一言です。

プライベートの場でも、ビジネスの場でも頻出のフレーズですので、覚えておくと使いどころはたくさんありますよ!

ちなみに、これは主に米国で使われるフォーマル表現の一つです。

You’re welcome.

やっと登場した定番のこのフレーズは、とても丁寧な言い回しの一つです。

友人同士で使うとお堅い感じになってしまうので、普通はお店のスタッフさんとの会話など丁寧に話す場面で用いられます。

“Welcome”は「ようこそ!」という訳からイメージされる通り、「歓迎する、迎え入れる」という意味があります。

つまり、あなたが相手に親切な行為をして感謝された時などに、「あなたを手伝うのは大歓迎ですよ」という気持ちを込めて返すのが”You’re Welcome.”の使い方ということなんですね!

ちなみに、もっと強調したい場合は、

“You’re very welcome.”
“You’re most welcome.”

このように、最上級やveryなどの形容詞で”welcome”を修飾するといいですよ!

Thank YOU.

“Thank you.”を”Thank you.”で返す日が来ようとは思いもしませんでしたよね?笑

ただし、この場合はYOUにアクセントを置くのがポイント!

それだけで「いやいや、こっちこそありがとう!」という気持ちを表せるんです。チャットやSNSのメッセージとしても使えます。

また、相手からのお礼に対し、「むしろ○○してくれてありがとう」と具体的に返したいときは、“Thank you for ~ing.”の形を使ってみてください。

感謝の気持ちで包まれる素敵な会話ができますよ。

【例文】
Thank you for coming our party.(パーティーに来てくれてありがとう。)
Thank you for having me.(こちらこそ、呼んでくれてありがとう。)

It’s my pleasure!

“You’re welcome.”よりも畏まった表現が“It’s my pleasure.”

“My pleasure.”と短縮して使うことも多いです。

「喜んでくださって光栄です」というニュアンスで、こちらの行為に満足してもらえた時に使うのがオススメ。

前述のフレーズと組み合わせることもできて、フォーマルながら使いやすい言葉です。

日常生活はもちろん、旅行先のホテルやレストランなどでサービスを提供したスタッフからよく耳にする言葉かもしれません。

I’m happy to help.

「お役に立てて光栄です」という意味のフレーズです。

多少骨を折る仕事を手伝ったときなど、自分が役に立ててうれしいと思うことがありますよね。

そんなときにこのフレーズはぴったりです。

“happy”の他に”glad”と言い換えたり、“I’m”を省略してくだけて使う方法もあります。

ただフォーマルな言い方だからと言って、さほど大変でもない仕事に使うのには適しませんので注意しましょう。

国によってはこんな言い方も?

世界の共通語である英語を母国語にする国も多々ありますね。

日本語にも方言があるように、国ごとに特有の言い方もあるんです。

上記の”Sure.”や”Don’t mention it.”がアメリカで使われるとちらっと触れましたが、この章では、国によって異なる「どういたしまして」をご紹介します。

その国を訪れた際はぜひ使ってみてください。

You bet!

主にアメリカで使われる表現です。

“bet”自体は「賭ける」という意味の動詞ですよね。

全く賭け事には関係ない会話で、「本当なんだってば!賭ける?」を意味する”you wanna bet?”という主張の言い回しがあります。

それが転じて、疑問形でない”You bet!”は「あなたが賭けても大丈夫だよ。任せなさい!」となり、今では「どういたしまして」の口語的な表現に変わったそうですよ。

No sweat.

こちらもアメリカの口語的な表現になります。

“Sweat”は「汗」という意味で、それを打ち消しているので、「汗も出ないくらい簡単な仕事だよ」と言っているのですね。

アメリカでちょっとしたお手伝いをする機会があったら、”No sweat.”で応じてあげると場が和やかになると思いますよ。

No worries!

上記の”Don’t worry about it.”の非常に砕けた形です。

オーストラリア生まれの言い方ですが、やがてニュージーランド、イギリス、アメリカにも広まり、今では恒常的に使われる表現です。

“No problem.”と同じで、場面を問わず使えますが、軽い表現なので親しい相手との会話で実践してみてください。

not at all.

こちらはイギリスでよく使われる表現です。

イギリス映画を見ていると耳にする機会があるかもしれません。

「全く~ない」という打消しの用法で使う”Not at all.”をお礼の返答とする場合は、
「全く構いません」という意味合いになります。

どういたしましての事例として紹介されることが多いイディオムではありますが、イギリス紳士特有の表現とのこと。

使うときは場面の見極めが必要かもしれませんね。

まとめ

英語で「どういたしまして」と伝える際の表現を15個紹介してきました。

どれも簡単な言い回しなので、シチュエーションに合わせてぜひ使ってみてください。

覚えてしまえば、あとはとっさに口が動いてくれるよう練習あるのみ!

実戦で使える日が待ち遠しくなりますね^^

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