「まあまあ」の英語表現”So so”に注意!例文でわかる16フレーズ

この記事を書いた人:とよっぴ
オーストラリアのメルボルン大学開発学(修士号)を卒業。オーストラリア在住歴は5年目になります。豪英語に関するお話や英語で躓きやすいポイントなど、わかりやすく解説していきます。

日本語でよく使用する「まあまあ」は、英語においてはいろんな表現があり、状況によっても使い方も異なるため、使いこなすのが少し難しい表現です。

使用の難しい「まあまあ」ですが、使いこなせるなると会話の幅はグッと広がります。

今回は、日本語でよく使う「まあまあ」という言葉について、場面別の表現を紹介していきます。

それぞれ例文を挙げていますので、具体的な使い方のイメージがわくはずです。ぜひ、参考にしてください。

So so (ソー・ソー)には注意が必要!

「まあまあ」という表現で真っ先に頭に浮かんでくるのはこの表現ではないでしょうか。日本の英語教育で習う王道、且つ簡単なので、これだけは覚えているという人も多いはずです。

【例文】
A: How are you?(調子はどう?)
B: So so.(まあまあかな)

しかし、注意しなければならないのは、この表現、実は現地ではほとんど使われません。

表現としては決して悪くはないのですが、なぜかネイティヴは使用しないのです。オーストラリアに来てから5年経ちますが、未だに聞いたことがありません。

超使える「まあまあ」の表現15フレーズ

Fairly (フェアリー)

Fair(公平・平等)を副詞にしたものです。学校で習うことは稀だと思いますが、Fairには公平・平等という意味以外に、「順調」という表現も含んでいます。

主に調子を聞かれた時にFairlyを使用することで、会話にワンクッション挟むことができ、「まあまあ」という表現にすることができます。

その他にも「Somewhat(サムワット)」や「Reasonably(リーズナブリー)」なども同様にワンクッションを挟む役割も持っているので、覚えておくといろんな場面で使用することができます。

【例文】
A: How are you?(調子はどう?)
B: I’m fairly (somewhat/ reasonably) well, thank you!(まあまあかな、ありがとう!)

So far, so good

Fairlyと同じように調子を聞かれた際に「順調」という意味でかなり頻繁に使われる表現です。

Farの「遠い」というイメージにGoodを付け足すことで、遠い先まで良さそうという見通しのことを指しています。日本の英語教育ではあまり出て来ませんが、日常では非常によく耳にします。

【例文】
A: How is your school?(学校はどう?)
B: So far, so good!(今の所順調だよ!)

It’s ok.

これも定番の表現だと思いますが、いろんな場面で使える表現です。

使い勝手が良いので使用頻度は高いのですが、いろんな場面で使える分、あらゆる表現に使用できるため、状況によっては曖昧な表現になることがあるので注意が必要です。

例えば日本語でも「〇〇する?」という質問に「大丈夫!」と答えてしまうと、実際にするのか、しないのか、曖昧ですよね。英語でも同じようなことがおきます。

曖昧さを避ける場合はOKの後にその詳細情報を付け足すと良いでしょう。

【例文】
A: Do you like to play soccer?(サッカー好き?)
B: It’s ok, but I prefer watching a game.(好きだけど、見る方が良いな)

It’s alright.

これもOKと同じような意味合いです。使い方もOKの時とほぼ同様です。

“It’s ok”同様、場合によっては曖昧な表現になるため、ビジネス会話など詳細を話している時はできるだけ使用しない方が良いでしょう。

【例文】
A: How was the interview?(面接はどうだった?)
B: It was alright!(まあまあかな!)

文末のI guess

Fairly を付け足してワンクッション挟むことで曖昧さを表現できたように、「I guess」を加えることで、「たぶん」という意味合いを持たせることができます。

「自信はないけど、たぶんそのようなはず」というようなイメージです。

「思う」という表現で一般的な「I think (アイ・シンク)」を使用することもありますが、ネイティブは「I guess」の方をよく使うように思います。

【例文】
A: How was the interview?(面接はどうだった?)
B: It was good, I guess?(まあまあだと思うよ?)

Sort of like / Kind of like

Sort ofやKind ofは「そのような感じの」という表現で日常的によく使用するのですが、そこに「Like」を付け足すと、「まあまあ好き」という表現に置き換えることができます。

“Do you like~ “という表現の答えとして使用するとネイティブさを出すことができますし、非常に簡単なのでぜひ覚えて欲しいフレーズです。

【例文】
A: Do you like to play soccer?(サッカー好き?)
B: Yeah, I sort of like it/ Yeah, I kind of like it.(うん、まあまあかな!)

Not bad

これも簡単な表現ではありますが、「まあまあ」という表現の1つとして使用可能です。

直接的な意味合いは「悪くない」ですが、会話の内容や文脈によっては「まあまあ」として使用することができます。しかし、Not badは少々マイナスの要素を含むため、使う時は注意が必要です。

【例文】
A: How is your new boss?(新しい上司はどう?)
B: He is not bad.(まあまあかな(悪くないよ))

Just average

Not badと合わせて覚えておきたいのが、Just average。私の個人的な経験ではNot badの後に付け足されることの多い表現です。

意味はそのまま「ちょうど平均」で、英語の意味合いとしては「まあまあ」となります。しかし、Not badが付いているので、若干マイナスの表現を含んでいます。

【例文】
A: Do you think that his English is good?(彼の英語、上手いと思う?)
B: No bad, just average.((悪くない)まあまあかな)

Nothing special

「特別なことな何もない」「いつも通り」という表現ですが、会話の内容によっては「まあまあ」として使用することができます。

「いつも通り」という意味で以下の表現も同様に使うことができるので、合わせて覚えておくと便利です。

“Same as usual”
“same old same old”
“As well as can be expected”
“Just a run of the mill(story)”

【例文】
A: How is your job?(仕事の調子はどう?)
B: Nothing special/ Same as usual/ same old same old/ As well as can be expected/ Just a run of the mill(story)(まあまあかな(いつも通りだよ))

Mediocre (ミディオーカー)

「平凡な、普通な」という意味の単語です。元々はフランス語から来ており、「ミディオーカー」と発音します。通常ネガティブな意味合いをかなり含んでいるので、使う時は十分に注意してください。

【例文】
A: How was his first impression?(彼の第一印象はどうだった)
B: It was no bad but he is just mediocre.(悪くないけど、普通かな→まあまあかな)

Tolerable (トーラブル)

元々は「我慢できる・許容できる」という意味を持つ単語なのですが、会話の内容によっては「まあまあ」として使用する場合があります。

参考例文のように若干マイナスな意味合いが含まれているので、使用する頻度はそこまで多くはないかと思います。

また、以下もも同様の表現として使用されることが多いので、合わせて覚えてしまいましょう。

“passable”
“acceptable”

【例文】
A: How was your presentation in the class?(講義のプレゼンはどうだった?)
B: That was tolerable (passable/ acceptable), I made some grammatical mistakes though.(ちょっと文法ミスしたけど、まあまあだったかな(耐えたかな))

Fair to middling

middlingは「中くらいの」という意味を持つ単語ですが、Fairと合わさると「真ん中にとどまるには十分→まあまあな」という意味合いになります。

Fairlyと合わせて覚えておくと「まあまあ」の幅が広がるのでオススメです。

【例文】
A: How was the restaurant that Tommy recommended?(トミーがオススメしてたレストランどうだった?)
B: It was fair to middling.(まあまあだったかな)

I’m not complaining.

「不満」という意味合いを持つComplainを使った「まあまあ」表現です。

「不満」という単語を使っているので、場面によってはマイナスの表現になるため、使う際は十分に注意してください。

【例文】
A: How is your salary? Any promotion?(給料はどう?昇給した?)
B: Nothing special but I’m not complaining.(一般的だけど、まあまあだよ(不満はないよ))

Could be better, could be worse

「良くもできるし、悪くもできるよ」という表現が間接的に「まあまあだよ」という意味合いに変化します。

長いですが、比較的使うことの多いフレーズで、これを一塊りとして覚えておくといろんな場面で使用できて非常に便利です。

また、以下も同様の表現としてよく使用されるので、一緒に覚えてしまいましょう。

“It was neither good nor bad”

【例文】
A: How is the new project going?(新しいプロジェクトの方はどう?)
B: It could be better, could be worse.(まあまあかな)

More or less (モア・オワ・レス)

「程度の差はあるけど」「多かれ少なかれ」と言った、物事の尺度を測るときに使用することの多いフレーズです。

「少なくとも」という意味合いを出したいときに使用すると「まあまあ」感をより出すことができます。

【例文】
A: I’m still thinking if I join the party this Friday or not.(金曜日のパーティに行くかどうかまだ迷ってるんだよね)
B: Let’s go! It should be more or less fun.(行こうよ!まあまあ楽しいと思うよ!)

さいごに:「まあまあ」は文脈による

「まあまあ」の英語表現を例文を交えて紹介してきました。

見て頂いて、お分かりだと思いますが「まあまあ」と言っても、たくさんの表現があります。

「まあまあ」それ自体が曖昧な表現であるためポジティブにもネガティブにもなりますし、文脈によっては同じ言葉でも違う意味になってしまう場合もあります。

まずは上記例文をしっかり押さえていただき、使える場面を限定しておくと、誤って使用することはないと思います。

「まあまあ」という表現を使いこなせるようになると会話の幅が一気に広がるので、ぜひマスターして英語力の階段を1つ駆け上がってください!

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