この記事を書いた人:ごりごり
旅行と英語が大好きなライターです。TOEICスコアは830点。
「海外でお店の予約を取りたい」「忘れ物をしてしまい確認の電話をしたい」等、意外と英語で電話をかけなければならない状況に陥ってしまうことがあります。
また、上司からの指示で、突然、ビジネスの場面で、海外の取引先に電話をしなければならない場合もあるかもしれません。
今はネット予約などが主流となっていますので、英語で電話をかけることをできるだけ避けることもできますが、緊急時にはやはり英語で電話をかけざるえない場合もあります。
ここでは、カジュアルな場面とビジネスの場面それぞれで使える電話をかけるための基本フレーズを紹介していきます。
紹介する17フレーズさえ押さえておけば、かなり多くの場面で活躍してくれるはずです。ぜひ、参考にしてください。
まずはあいさつ
電話をこちらからかける訳ですから、まずはあいさつですね。あいさつは簡単です。2つのフレーズを押さえておきましょう。
Hello, this is ○○.
こんにちは、私は○○です。
電話で話す場合には、“I am Taro.”ではなく、 “This is Taro. ”のように、自分のこと“This”を使って表現することが一般的です。
仲の良い友達に電話する場面のような、カジュアルな場面では、“Hi”を使うこともできます。
Good afternoon. This is Kaori from ○○○company.
こんにちは。私は○○○会社のかおりです。
ビジネスの場面では名前と一緒に会社名を名乗ることが一般的ですよね。その場合は名前の後に“from ○○○company”をつけることで、表現することができます。
それ以外にも“from ○○○university”など、“From”の後を入れ替えることで、簡単に自分の所属を伝えることができます。
話したい人を呼び出す
つづいて、話したい人を呼び出す際のフレーズです。3つのフレーズを押さえておきましょう。
May I speak to ○○○, please?
○○○さんお願いできますか?
人を呼び出すフレーズとして最も一般的なものが“May I speak to ○○○?” です。
“May I ~~?”は許可を求める表現で、今回のフレーズは直訳すると「○○○さんと話してもよいですか。」という意味になります。
I would like to talk to ○○○.
○○○さんとお話をしたいです。
人を呼び出す時には、疑問形で聞く以外にもこのフレーズを使うこともできます。
“I would like to~.”で「~したい」という意味を持ちます。
「~したい」という言いたい時に“I want to~.”という表現を最初に思いついた方も多いのではないでしょうか。
もちろん“I want to~.”を使っても間違いではありません。ただ、ビジネスシーンでは丁寧な“I would like to ~.”を使う方が良いでしょう。
Is ○○○ there?
○○○さんはそちらにいますか。
少しカジュアルな印象の表現ですが、短いフレーズですので覚えやすいです。
“There”は「そこ」を意味します。ビジネスの場面では“May I ~?”の表現を使った方が無難でしょう。
用件を伝える
次に、話したい人を呼び出す際のフレーズです。シチュエーション別に4つのフレーズを押さえておくと便利です。
I am calling about a meeting on next Monday.
来週の月曜日の会議についてお電話しました。
“I am calling”で今電話をしていますという意味になります。この後に“about~(名詞)”と続けることで要件を述べることができます。
また、to不定詞を後ろに付け、“I am calling to talk about a meeting.”の様に表現することもできます。
I would like to make a reservation.
予約を取りたいです。
こちらは、先ほども登場した、“I would like to ~.”を使った表現です。レストランやホテルの予約を取りたい時にピッタリなフレーズです!
もちろん先ほどと同様に“I want to ~.”を使うこともできます。ただ、レストランやホテルの予約の際には、丁寧な表現である“I would like to ~.”を使う方がよいでしょう。
Do you have any room available for tomorrow?
明日に空いている部屋はありますか。
ホテルの予約を取る際には、一つ前の“I would like to ~.”の表現を使う他にも、このフレーズを使って直接、ホテルの空状況を確認することもできます。
“available” には「利用できる」という意味があります。このフレーズでは「利用可能な部屋」=「空室」という意味になります。
I think I left my wallet in my room. Would you check it, please?
私の部屋に財布を忘れたと思います。確認して頂けませんか。
急いで電話をかける必要がある時。そう!忘れ物をしたときですよね!
特に海外旅行などで忘れものをした場所にすぐに戻ることができない場合は、電話で聞くことが一番です。
そんな時にはこのフレーズを思い出して下さい。
“left”は “leave” の過去形です。“leave”の基本的な意味としては、「去る」「あとに残す」という意味です。
今回のフレーズのように「置き忘れた」という場合にも使えます。
相手が不在の時
せっかく電話をかけても、相手が不在の場合もあります。これからは、その場合に使えるフレーズを4つ紹介します。
Can I leave a massage?
伝言を残しても良いですか。
まずは、伝言を頼むフレーズです。“Can”の代わりに“Could”を使うとより丁寧な印象になります。
Please tell her that I called.
彼女に私からの電話があったと伝えてください。
次のフレーズは単に電話があったことを伝えてほしいときに使えるフレーズです。
それ以外にも、
“Please tell her/him that I will be there in 1 hour.”「彼女/彼に一時間以内に着く予定(そこにいる予定)だと伝えてください。」
のように、後ろの文章を変えることで様々なことを伝えることができます。ここでの“that”は文章と文章をつなぐ接続詞の役割を果たしています。
Could you ask him to call me back later.
後で電話するように彼に伝えていただますか。
後で電話するように伝えてほしい場合には、このようなフレーズも使うことができます。
“ask 人 to ~”で「人に~するようにお願いする」という意味を持ちます。
相手に電話をかけ直して欲しい時、または、レストランやホテルの予約をした時には自分の連絡先を伝える必要があります。そんな時は次の表現で伝えましょう。
My phone number is 123-456-789.
私の電話番号は123-456-789です。
I’ll call back later.
後で電話します。
伝言の必要はなく、こちらから電話をかけ直す場合にはこちらのフレーズが便利です。
電話を切る際(終話)のあいさつ
電話の終わりに使えるフレーズをまとめて紹介します。
Thank you so much.
ありがとうございます。
終話のあいさつは、日常の会話の最後に使うフレーズと同じものを使うことができます。
その他にも、
Nice to talk to you.「お話しできて良かったです。」
Have a nice day.「良い一日を。」
等の表現が使えるでしょう。最後にはしっかりと感謝を述べて、よい印象のまま電話を終えましょう。
その他の使えるフレーズ
最後に、流れの中以外で押さえておくべきフレーズを3つ紹介します。
Could you speak more slowly?
もう少しゆっくり話していただけませんか。
電話での会話は、相手の顔を直接見ることができないため、直接の会話よりも英語を理解することが難しい時もあります。
そんな時にはこのフレーズが便利です。より丁寧に言いたい場合には最初か最後に“Please”を付け加えると良いでしょう。
Just a moment, please.
少々お待ち下さい。
会話の途中で少し待って欲しいとき、メモを取りたい時にはこのフレーズを使いましょう。
このフレーズはカジュアルな場面でも、ビジネスの場面でも使うことができます。
I am sorry. I can’t hear you well.
すみません。良く聞こえません。
電話の調子が悪い時、声が小さく聞こえづらい時にはその旨をはっきり伝えましょう。
声が小さいため聞きづらい時には、このフレーズの後に
“Could you speak up, please?”「もう少し大きい声で話していただけますか。」
を付け加えるとさらに分かりやすくなるでしょう。
電話をかける際に必要なフレーズ一覧
ここまで紹介してきたフレーズを一覧でまとめて紹介します。
まずはあいさつ
Hello, this is ○○.
こんにちは、私は○○です。
Good afternoon. This is Kaori from ○○○company.
こんにちは。私は○○○会社のかおりです。
話したい人を呼び出す
May I speak to ○○○, please?
○○○さんお願いできますか?
I would like to talk to ○○○.
○○○さんとお話をしたいです。
Is ○○○ there?
○○○さんはそちらにいますか。
用件を伝える
I am calling about a meeting on next Monday.
来週の月曜日の会議についてお電話しました。
I would like to make a reservation.
予約を取りたいです。
Do you have any room available for tomorrow?
明日に空いている部屋はありますか。
I think I left my wallet in my room. Would you check it, please?
私の部屋に財布を忘れたと思います。確認して頂けませんか。
相手が不在の時
Can I leave a massage?
伝言を残しても良いですか。
Please tell her that I called.
彼女に私からの電話があったと伝えてください。
Could you ask him to call me back later.
後で電話するように彼に伝えていただますか。
※自分の連絡先を伝えるフレーズ
My phone number is 123-456-789.
私の電話番号は123-456-789です。
I’ll call back later.
後で電話します。
電話を切る際(終話)のあいさつ
Thank you so much.
ありがとうございます。
その他の使えるフレーズ
Could you speak more slowly?
もう少しゆっくり話していただけませんか。
Just a moment, please.
少々お待ち下さい。
I am sorry. I can’t hear you well.
すみません。良く聞こえません。
さいごに
いかがだったでしょうか。今回は、英語で電話をかける際に押さえておくべき必須フレーズを紹介させていただきました。
基本的に難しいフレーズは必要ありません。
ここで紹介したフレーズを押さえていただければ、多くの場面で活躍してくれるはずです。
「忘れ物があって、電話をしなければならない!」「仕事の急用でどうしても英語で電話しなければならない。」そんな時に、この内容が少しでも助けになれば幸いです。
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