この記事を書いた人:ごりごり
旅行と英語が大好きなライターです。TOEICスコアは830点。
英語で書かれた住所や電話番号、なんとなく見慣れない形で書かれていることはご存知の方も多いと思います。
ここでは、国際郵便や名刺に記載することを想定して、どう記載するのかを説明していきます。
英語の住所と電話番号の書き方例
まずは、住所の書き方の例から見ていきましょう。
【例:東京スカイツリーの住所】
〒131−0045 東京都墨田区押上1丁目1番13号
1-1-13 Oshiage, Sumida-ku, Tokyo 131-0045, Japan
【例:マンションの場合の例】
〒107-842 東京都港区赤坂1-1-1 ○○マンション101号室
#101 ○○mansion, 1-10-5 Akasaka, Minato-ku, Tokyo 107-8420, Japan
電話番号は以下のように書きます。
【通常の電話番号の例】
011-123-456
+81-11-123-456
【携帯の電話番号の例】
090-1234-4567
+81-90-1234-4567
海外へ国際郵便を送る場合の実際の例
次に、実際に手紙などの郵便物にどう書けば良いかを見ていきましょう。
・左上に差出人の情報を記載し、送付先の情報は右下に記載します。
・差出人の情報の前には“From”送付先の情報の前には“To”と記載します。
・国名は必ず大文字で書きます。
・航空便で送るときは“AIR MAIL”と記載しましょう。
名刺に記載する際の実際の例
つづいて、名刺に書く場合の例を見てみましょう。
・改行する場合はカンマはなくても大丈夫です。
・電話番号の「+81」の記載は海外の人向けに渡す名刺の場合はあった方が親切です。国内向けの場合は、通常の電話番号の記載が自然です。
英語での住所の書き方
書く順番と住所のまとまりについて
英語での住所は、基本的に日本語と逆に書いていきます。
日本語の場合、
【(郵便番号)(都道府県)(市区町村)(地域名)(丁番地)(建物名)(部屋番号)】
の順に書いていきますが、英語では、
【「(部屋番号)(建物名)」「(丁番地)(地域名)」(市区町村)(都道府県)(郵便番号)(国名)】
と書いていきます。
大まかに言うと、日本語では「大きい区分→小さい区分」、英語では、「小さい区分→大きい区分」になっているのがお分かりいただけたかと思います。
国際郵便を送る際は、国名を最後に書くのを忘れないようにしましょう!
ただ、逆の順で書くからと言ってすべてを逆に書く必要はありません。まとまりで捉えてしまっても大丈夫です。
例えば、建物名や部屋番号は、一つのまとまりとしてとらえます。
【建物名と部屋番号の書き方】どちらでもOK!
#101 ○○mansion
○○mansion #101
また、地域名と丁番地も一つのまとまりとして考えても大丈夫です。
【地域名と丁番地の書き方】どちらでもOK!
1-1-13 Oshiage
Oshiage 1-1-13
英語表記には、”,”カンマを打ちますが、カンマは絶対に必要な要素というわけではありません。また、カンマを打つ位置が厳密に決まっているわけでもありません。
【建物名と部屋番号】や【地域名と丁番地】のようにまとまりとして表現する場合に、カンマを打つのがポイントです。
まとまりを、わかりやすくするためのものなので、改行する場合の改行部分にカンマは不要です。
建物名・部屋番号・丁目番地の書き方
○○マンションは英語で、“○○ mansion”と表記します。日本語のマンションは、アメリカ英語では“apartment”、イギリス英語では“flat”です。しかし、日本のマンション名は、固有名詞と捉え”○○ mansion”とする方が自然です。
○○マンション
○○ mansion
部屋番号については、何号室を英語で表記するときには“♯”が使われます。
101号室
#101
会社の住所などで何階かを記載した場合は地上階であれば“Floor”の頭文字の“F”を、地下であれば“basement”の頭文字である“B”を使って表記します。
5階
F5
地下1階
B1
また、〇丁目〇番地〇号を英語で住所表記する場合は、〇-〇-〇のように“-”(ハイフン)でつないで表記します。
1丁目2番地3号
1-2-3
市区町村(郡)、都道府県の書き方
次に市区町村と郡、都道府県の書き方を紹介します。
まず、「市」は英語で“city”、「区」は“ward”、「町」は“town”、「村」は“village”です。また、郡は“County”、都道府県は“prefecture”です。
ただ、住所を英語で書く時には必ずしもこの単語を使う必要はありません。それぞれローマ字で“-shi”“-ku”“-chou/machi”“-mura”“-gun““-ken”のように記載しても良いです。
また、分かりやすい場合は「東京都」→“Tokyo”や「北海道」→“Hokkaio”のように書く方が一般的でしょう。
英語で書くからと言って、無理やり全部英語に直して記載する必要はありません。
【都道府県の書き方】どれでもOK!
Kanagawa
Kanagawa-ken
Kanagawa Prefecture
【郡の書き方】どれでもOK!
Nishitama
Nishitama-gun
Nishitama County
【市の書き方】どれでもOK!
Sapporo
Sapporo-shi
Sapporo City
【区の書き方】どれでもOK!
Chiyoda
Chiyoda-ku
Chiyoda Ward
【町の書き方】どれでもOK!
Miyata
Miyata-Machi(またはchou)
Miyata Town
【村の書き方】どれでもOK!
Toride
Toride-mura
Toride Village
郵便番号の書き方
郵便番号や電話番号は基本的に日本語で書くときと同じように記載して問題ないです。
ただ、ポイントをあげるとすると、日本語では郵便番号の前に「〒123-4567」のように頭に「〒」のマークを付けますが、これを付ける必要はありません。
〒123-1234
123-1234
ちなみに、郵便番号はアメリカ英語では“zip code”イギリス英語では“postcode”と言います。
英語で電話番号の書き方
また、電話番号を記載する場合には電話番号の前に国番号をつけましょう。日本語の国番号は“+81”です。
国番号を付けて書くときは、電話番号の最初の“0”は省略します。
【通常の電話番号の例】
011-123-456
+81-11-123-456
【携帯の電話番号の例】
090-1234-4567
+81-90-1234-4567
「+」は国番号を表現するための記号です。
市外局番の最初の「0」は、日本国内の市外へ電話ことを伝えるためのものです。そのため、国際電話の場合は、不要になります。
さいごに
ここでは、日本語での住所の書き方と英語での住所の書き方の違いや、英語で住所を書くときのポイントを紹介していきました。
ルールが明確じゃないからこそわかりにくい部分もありますが、ここで紹介した内容をしっかり押さえておけば大丈夫です。ぜひ、参考にしてください。
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