この記事を書いた人:ごりごり
旅行と英語が大好きなライターです。TOEICスコアは830点。
日本語での「お疲れ様!」という表現、職場で誰かとすれ違うとき、取引先の方へのあいさつとして、仕事終わりに・・・等々、さまざまな場面で使われますね。
そんな頻繁に使われる「お疲れ様」は英語でどう表現すべきか、考えたことのある方も多いのではないでしょうか。
残念ながら、「お疲れ様」にそのまま当てはまる英語はありません。
日本語の「お疲れ様」は、
・ねぎらいの意味をこめてご苦労様に近いニュアンスの「お疲れ様」
・単なる挨拶としての「お疲れ様」
の2つの意味で使われますね。
そのため、実際に使うシチュエーションごとに正しい英語表現を考えていく必要があります。
今回は、シチュエーション別に、日本人が使っている「お疲れ様」の意味を表現する最適な英語表現を紹介していきます。
仕事終わりねぎらいの意を込めた「お疲れ様」
まずは、ねぎらいの意を込めた「お疲れ様」についてフレーズとともに解説していきます。
Good job!
よくやった!
まずは、短くて覚えやすいフレーズから紹介していきます。
“Good job!”は「よくやった!」「いい仕事したね!」といった意味です。
Well done!
よくやった!
“Well done!”も“Good job!”と同じ「よくやった!」という意味です。
“Well”は副詞で「良い/満足に/申し分なく」という意味があり、それを「する」“do”の過去完了形である“done”につけることで「よくやった!」というような意味になります。
この2つのフレーズは、どちらもほぼ同じ意味を持っています。
アメリカ英語ではよく“Good job!”のほうが使われ、イギリス英語では“Well done!”の方が良く使われるようです。
注意点としては、どちらのフレーズも同期や後輩、教え子などに使う表現で、上の目線から使われる表現であるという点です。
先輩や上司に対して使うのは不適切ですね。
You did a great job.
いい仕事しましたね。
こちらも、上の2つのフレーズと意味としては同じです。
“Good job!”や“Well done!”だけでは少し物足りない方はこのフレーズも一緒に覚えておきましょう。
Thank you for your hard work.
一生懸命やってくれてありがとう。
こちらのフレーズは先ほどまでとは少し視点をかえて「お疲れ様」の代わりに仕事に対する感謝を述べるフレーズです。
前の3つのフレーズは「良い仕事をしたね。」という意味でしたが、こちらは、「一生懸命仕事をしてくれてありがとう。」という意味になります。
“Thank you for ~.”という表現は、今回のように「お疲れ様」として使う場面以外にも様々な場面で使うことができます。
例えば、
“Thank you for your corporation.”(協力してくださりありがとうございます。)
“Thank you for your time.”(お時間いただきありがとうございます。)
等、ビジネスシーンでも日常でも、使えるシチュエーションが多くあります。
Good job on the business trip.
出張お疲れ様です。
先ほど“Good job!”というフレーズを紹介しましたが、こちらのフレーズの応用フレーズです。
後ろに“on~.”をつけることで、何に対して言っているのか伝えることができます。
この後ろの部分を変えることで、
“Good job on the project.”(プロジェクトお疲れ様です。)
“Good job on your hard work on this week. ”(今週大変でしたがお疲れ様です。)
という表現も作ることができます。
また、“job”の代わりに“work”を使うこともできます。
今回のフレーズも“work”を使って“Good work on the business trip.”と言ってもほぼ同じ意味になります。
挨拶としての「お疲れ様」
日本人が「お疲れ様」と表現するとき、ここまで紹介してきた、仕事のねぎらいに対してではなく、もっと軽い意味で使うことも多いですね。
ここからは、日本人が挨拶として使う「お疲れ様」について、対応した適切な英語表現を紹介していきます。
Good morning.
おはようございます。
仕事場で同僚に出会ったときに使う「お疲れ様。」や「お疲れ様です。」これは、単なる挨拶ですよね。
そのため、英語で表現するには、”Good morning.”が一番近いです。
もちろん、時間帯によって、”Hello”、“Good afternoon.”、“Good evening.”、“Good day.”を使い分けるのが自然です。
また、同期や友人の間においては、”Hi.”が最も自然かもしれません。
How are you?
調子はいかがですか。
出会ったときの挨拶として”How are you?”も自然な表現です。
少しカジュアルな印象で、上司や取引先への挨拶としては不適切ですが、
“How’s it going?”
も同じ意味の表現として押さえておくと良いでしょう。
これに対する答え方としては、
“I’m good.”(元気です。)
“I feel great.”(良い気分です。)
“I’m a little bit tired.”(少し疲れています。)
など様々な返答ができます。
また、
“How are you?”
“How about you?”
などを使って相手についても聞いてみると、会話が広がってよいでしょう。
See you tomorrow.
明日会いましょう。
日本語の「お疲れ様」は、出会ったときだけでなく、お別れ時の挨拶としても使います。この場合も難しく考える必要はありません。
日常に中で使われる基本的な別れ際のあいさつが、最も自然な表現です。
“See you.”は“I’ll see you.”の略で、また再開しましょうという意味を含んでいます。
次に会うのが、明日ではなく来週の場合は、
”See you in next week.”(来週会いましょう。)
それ以外にも、
“See you at the next meeting.”(次の会議で会いましょう。)
“See you on Thursday.”(木曜日に会いましょう。)
など、“See you~”の後を変えることで、様々なシチュエーションで使うことができます。
Have a nice weekend.
良い週末をお過ごしください。
こちらも別れ際のあいさつとして良く使われる表現です。“Have~”の後ろを変えることで、様々な表現ができます。
例えば、
”Have a good rest.”(良い休息をお取りください。)
“Have a nice day.”(良い1日をお過ごしください。)
“Have a good night.”(良い夜をお過ごしください。)
などは良く使われるので、聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
“Have”の代わりに“Enjoy”を使ったフレーズも、似たようなシチュエーションで使われます。
“Enjoy your weekend.”(週末を楽しんでください。)
“Enjoy the rest of your day”(残りの1日も楽しんで。)
“Enjoy your dinner.”(夕食を楽しんでね。)
などシチュエーションに合わせて様々なフレーズを使うことができます。
「お疲れ様」の場面別フレーズ一覧
ここまで紹介してきたフレーズを一覧でまとめて紹介します。
仕事終わりのねぎらいの意を込めた「お疲れ様」
Good job!
よくやった!
Well done!
よくやった!
You did a great job.
いい仕事しましたね。
Thank you for your hard work.
一生懸命やってくれてありがとう。
Good job on the business trip.
出張お疲れ様です。
挨拶としての「お疲れ様」
Good morning.
おはようございます。
How are you?
調子はいかがですか。
See you tomorrow.
明日会いましょう。
Have a nice weekend.
良い週末をお過ごしください。
さいごに
日本語の「お疲れ様」を、英語でどう表現すべきかについて、シチュエーションごとに紹介してきました。
「お疲れ様」にあたる英語ってなんだろう?と漠然と考えると、すぐに思いつかなくて、何か難しい印象を持ってしまいますよね。
でも、どのようなシチュエーションで使われているかを分けて考えてみると、以外と簡単なフレーズで「お疲れ様」を表現することができます!
今回紹介した9フレーズも、ぜひ実際に使ってみてください。
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