「結局」の英語”After all”は最適?例文で理解しよう!26の表現集

この記事を書いた人:とよっぴ
オーストラリアのメルボルン大学開発学(修士号)を卒業。オーストラリア在住歴は5年目になります。豪英語に関するお話や英語で躓きやすいポイントなど、わかりやすく解説していきます。

日本語の「結局」って言葉。英語では場面によって使い方が異なります。今回は、「結局」の英語表現を例文を交えて26個紹介します。

ぜひとも押さえておくべき初級表現
押さえておくと便利な中級表現
応用の「結局」

に分けて、それぞれ例文を用意して説明していきますので、シチュエーションごとに最適な「結局」をイメージできるはずです。

ぜひとも押さえておくべき「結局」7つの初級表現

After all

「結局」という表現で一番使われやすいのがこのフレーズだと思います。

「長いこと色々あったけど」という「これまでの過程」を表現する時に使用するため、使う際はその過程の詳細を伝える必要があります。

【例文】
The couple had argued a lot and broken up so many times, but they got marry after all.
(このカップルは喧嘩して何度も別れたけど、結局は結婚した)

Eventually

元々は「徐々に」という意味の単語なので、これ自体に「変化」や最終地点までの「流れ」が含まれています。少しずつ変わっていく状態を表現したい時に使用することの多い単語です。

注意しなければならないのは、否定文では使用できないこと。

Event自体はすでに起こった出来事のことを指しているため、その出来事自体を否定することができないというのが主な理由のようです。

【例文】
The new laptop will eventually be broken if you keep using it too much.
(その新しいパソコンも使いすぎたら結局は壊れるよ)

In time

意味合いとしては上記のEventuallyと同じで、「変化の最後に→結局は」という表現になります。「時間以内に」という表現にも使えるため、覚えておくと非常に便利な表現です。

【例文】
In time, he will pass the exam!
(結局は彼は試験に合格するよ)

Finally

論文などによく登場するFinallyですが、会話でも非常によく使われます。

何かを長いこと辛抱強く待った後に使用されることの多い表現で、TED(アメリカのテディベアが主人公の映画)の中でも男性がオナラを長いこと我慢して、ようやく解放された時に「Finally…(耐えた…)」という表現として使用されていました。

【例文】
She had been researching the virus for 5 years and finally she found the vaccine for it.
(彼女はそのウイルスを5年研究して、結局はそれに対抗するワクチンを見つけた)

At last

Finallyと同様に、長いこと何かを待った後に「とうとう」「ついに」という意味の「結局」として使用することのできるフレーズです。

Atは主にある特定の場所を指す前置詞で、Lastは「最後」を意味する単語です。2つを組み合わせることで「色々あったけど、最終的には」→「結局は」という意味になります。

【例文】
He had kept trying to fix the broken car, but, at last, he gave up.
(彼が壊れた車を直そうと頑張ったが、結局は諦めた)

Anyway

「いずれにせよ」「どのみち」という意味合いで使われる表現ですが、文脈によっては文末に付け足すことで「結局のところ」という表現に置き換えることができます。

【例文】
A: You went to Tokyo last week, didn’t you?(先週東京に行ったんだよね?)
B: I did not go anywhere because of work anyway.(仕事だったから結局はどこにも行けなかったんだ)

In conclusion

「結論として」という表現で、論文やプレゼンテーションで使用されることの多い頻出フレーズですが、最終的にはという意味から「結局は」という表現に置き換えることができます。

【例文】
In conclusion, iPhone changed our life style.
(結論として、iPhoneは我々の生活習慣を変えた)

押さえておくと便利な「結局」7つの中級表現

Turn out

元々は「AがBに変化する」という意味を持つ単語なのですが、「ある結果が最終的に現れる」→「結局は〇〇となった」という意味でも使用することができます。

【例文】
Her presentation turned out well through some advices from the professor.
(教授のいくつかのアドバイスによって彼女のプレゼンは結局は素晴らしいものとなった)

Ultimately

ある物事が起こった結果として最終的にそうなったという因果関係を説明する時に使用する「結局」という表現。

1単語なので英語初学者でも使っている人は多いのですが、論理的な繋がりを説明しなければならないので、実は意外と使い方が難しい単語です!

【例文】
Ultimately, he could be a student of The University of Tokyo, thanks to many supports of his father.
(彼の父のおかげで、彼は結局は東京大学に合格した)

In the event

公共の場で使用されることの多い表現で、主にイギリスで使用されます。少し堅い表現なので、普段の会話で使用することはあまりありません。

【例文】
As it was the first time for her to dance at the stage, she looked so nervous, however, in the event, she did really well.
(彼女にとってそのステージで踊るのは初めてだったので緊張しているように見えたが、結局は素晴らしいダンスだった)

Go

え?っと思うかもしれませんが、文脈と使い方によっては「結局」を表現することができます。

簡単な単語っていろんな意味を持つので最初は難しいかもしれませんが、慣れてくるとこちらの方が楽で頻繁に使うようになります。

【例文】
A: How was the dating with him going?(彼とのデートは結局どうなったの?)
B: That was amazing! It was really touched me!(すごく良かった!感動しちゃった!)

In the final analysis

「いろんなことを考えると」という、非常に堅い表現です。

基本的にエッセイや論文、プレゼンテーションなどにしか用いないフレーズなので、普段の生活の中で耳にすることはあまりありませんが、大学などに通う人は頻繁に聞くことになるかもしれません。

【例文】
In the final analysis, his research was not enough evidences to be proven.
(彼の研究は証明されるには証拠不十分だ)

On balance

「諸々を考慮すると」という意味の「結局」です。In the final analysisと同じような意味合いですが、こちらの方がより砕けた表現です。

In the final analysisかOn balanceのどちらか一方を覚えていれば普段の生活の中で基本的に苦労はしませんが、個人的には多少砕けていて、且つ短くて使いやすいOn balanceを暗記することをオススメします!

【例文】
On balance, you should take your umbrella today!
(結局は傘持っていくべきだよ!)

At the end of the day

「一日の最後には」という、すごく回りくどい表現なのですが、つまりは「結局ね、~なんだよね」という表現です。

「今日どうだった?」という会話の中で使われることの多いフレーズです。ポジティブな文にもネガティブな表現にも使用することができるので、覚えておくと非常に便利です!

【例文】
A: I don’t understand why you are diving into the issue!(何で君がその問題に取り組んでるのか、僕にはわからないね!)
B: At the end of the day, someone has to help.(結局は誰かが助けなきゃいけないんだよ)

応用の「結局」

Still and all

「それでもなお」「やはり」という意味を持つフレーズです。文脈によっては「結局」の表現として使用することのできる口語表現です。

【例文】
Even if we do not have time, still and all this is the issue to be tackled.
(もし時間がないとしても、結局は取り組まなきゃいけない問題だよ)

When all is said and done

Still and allと同様に「やはり」の表現としてよく使用するフレーズです。

直接的には「全てをはっきりさせても」という意味ですが、間接的には「結局」を表します。正式にはWhen all is said and doneと長いのですが、会話の中ではand doneは省略することができます。

【例文】
When all is said and done, what you said is pointless.
(結局のところ、あなたの発言は的外れだよ)

When it comes down to it

「~ということになると」「~という点に関しては」という意味の常套句として使用されるフレーズです。downを抜いてWhen it comes to itにすることもできます。

【例文】
When it comes down to it, human being is one of the most dangerous destroyers of the earth.
(結局のところ、人間は地球にとって危険な破壊者の1つだ)

To make a long story short

直訳すると「長い話を端的にすると」という意味ですが、概して「結局のところ」という表現になります。※ Make A B: AをBにする

【例文】
To make a long story short, taxi is faster than train to get there.
(結局のところ、タクシーの方が電車よりもそこへ行くには早いよ)

End up ~ing

「最終的には~してしまった」と言いたい時に使用することの多いフレーズです。End upの後に持ってくる動詞は現在進行形として使います。

【例文】
I had to pay the rent yesterday but I ended up forgetting about that!
(昨日家賃を払わなきゃいけなかったのに結局忘れちゃってたよ!)

Wind up ~ing

「巻き上げる」という意味を持つフレーズが、上記のEnd up ~ingのように「~になって終わる→結局のところ」というニュアンスを含む場合があります。

「~する羽目になる」など、少々マイナスの表現を含むため、使用する際は注意してください。

【例文】
The contract was quite unfair but we winded up saying nothing.
(その契約はとても不公平なものだったが、結局は何も言えなかった)

In the long run

「長期的には」という意味を持つフレーズですが、「結果的には/最終的には→結局のところ」という表現として使うことができます。

私の経験則ですが、ビジネスの場で使用されることの方が多いような気がします。

【例文】
This project was valuable to be invested in the long run.
(このプロジェクトは結局は投資する価値のあるものだった)

In the end

In the long runと同様に、「最終的には」「最後には」という意味を持つフレーズです。In the long runよりも、より最後の結末を重視しているようなイメージです。

【例文】
He was afraid to be late for work with taking a taxi because of traffic jam, but, in the end, he made it.
(彼はタクシーに乗って仕事に遅刻することを心配していたが、結局は間に合った)

Sooner or later

元々は「遅かれ早かれ」という意味を持つフレーズですが、「とどのつまり→結局のところ」と置き換えることができます。

ただし、文脈によっては少し異なるニュアンスとなるため、使用する際は注意が必要です。

【例文】
A: Japanese yen increased sharply again against American dollars!(対アメリカドルに日本円また高くなってるよ!)
B: It will be stable sooner or later.(結局は落ち着くよ)

A amount to B

Aという状態からBに移行する、移り変わりを表現する時に使用することの多い表現です。

Ultimatelyと同様にAとBの因果関係を説明する時にも使えますが、この表現は慣れるまでは使いどころがとても難しいので、ある程度の英語力がついてから使用することをオススメします!

【例文】
What she said is amount to abuse on me.
(彼女の発言は結局のところ私の悪口だ)

All told

「全体として」と、話の内容をまとめる時に用いる表現ですが、「なんやかんやで」という意味合いから「結局のところ」というニュアンスとして使用することができます。

同様の表現として”In all”などがあり、置き換えて使用可能です。

【例文】
All told, the political decision would have huge influence on the Japanese economy.
(この政治決断は結局のところ日本経済に多大なる影響を及ぼしかねない)

To sum up/ In summary

「要約すると」という常套表現です。「つまり→結局のところ」に言い換えることができます。どちらかというとお堅い表現ですが、口語でも使用可能な場合があります。

【例文】
To sum up/ In summary, we would be better to hire a new designer.
(結局のところ、新しいデザイナーを雇った方が良いだろうね)

さいごに:使用する時は適切に!

「結局」という英語表現を26個紹介してきました。

全て覚えてしまうのも手ですが、いきなりは難しいですよね。

初級・中級・応用に分けていますので、まずは、初級表現をしっかり押さえていただき、ボキャブラリーを増やす目的で、中級、応用と押さえて頂ければと思います。

大切なことはは、時と場、そして文脈に応じて適切な表現を使用することです。

最初は、どのように使用したら良いかわからないと思いますが、まずは例文読んで使用イメージをつかんでいただければと思います。

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